近年、デジタル機器やFA機器をはじめ、さまざまな装置の普及とともに「サービスエンジニア」という職種へのニーズが急速に高まっています。
安定した需要と専門性のある働き方、顧客に直接的な価値を提供できるやりがいから、転職市場でも注目されています。一方で「サービスエンジニアの仕事内容は?」「年収や将来性はどうなの?」「転職ではどんな点に注意すべき?」といった疑問を感じている方も多いはず。
この記事では、サービスエンジニアの基礎知識から転職先、転職ノウハウ、進め方のコツ、おすすめの転職エージェント、実体験の声まで、初心者にも分かりやすく徹底解説します。
サービスエンジニアとは?仕事内容と将来性

代表的な業務内容・一日の流れ
サービスエンジニアとは、主にメーカーやメーカーのパートナー会社(協力会社)に所属し、顧客が導入する機械やシステムの「設置・保守・点検・修理・トラブル対応」などを担う職種です。
代表例は以下の通りです。
- 産業機器(設備機械やデバイス)や医療機器の設置・設定
出張先で機器据付・初期設定やソフトウェアの導入を担当。 - 定期メンテナンス・点検・修理
年間スケジュールに基づく保守作業や、突発的なトラブルの復旧。 - 顧客サポート・説明
機械の使い方やトラブル再発防止の説明・資料作成。 - リモートでの監視・遠隔対応
IT技術の進化で、オンライン診断や遠隔保守も増加傾向。
【一日の流れ例】
午前中に担当現場への移動・現場対応⇒午後は現場対応の続き⇒夕方に帰社し、メールや案件確認、社内へのレポート、翌日準備…と、外回りと事務処理のバランスが特徴的です。
市場ニーズ・将来性・AI時代の変化
現代はあらゆる分野でIoTやDXの波が訪れ、産業用ロボット、医療システム、ITインフラなどの「高度・多様な装置」が社会になくてはならない存在です。この現場を支える“プロ”として、サービスエンジニアの市場価値は上昇中です。
- 安定した雇用ニーズ:景気に左右されにくいインフラ職種
- AIや自動化時代でも必要性高:ハード障害や顧客対応、現場判断力は不可欠
- 転職者も増加傾向:IT業界、製造業、建築設備業、医療業界など多彩な分野で新規参入可能
“人にしかできない”技術・対応力が大きな武器となります。
サービスエンジニアへの転職で知っておくべきこと

ここではサービスエンジニアとして7年間務めた経験をもとに、サービスエンジニアの「良いところ」や「よく聞く不満」などについて紹介したいと思います。
サービスエンジニアへの転職を検討している方にとっては参考になる内容かと思います。
サービスエンジニアの良いところ(年収・働き方・スキル)
まずはサービスエンジニアとして7年間働いてみて良かったと思う点を以下にまとめました。
- 年収水準が同年代と比較して高い:私自身20代後半の時、ほぼ残業無しで年収500万円程度ありました。会社にもよると思いますが、ほぼ残業無しという点を踏まえると同年代と比較して高い水準でした。※「サービスエンジニアの全国平均年収は約400〜500万円(経験3年目で500万円超も)」「大手メーカーでは3年目で600万円以上も狙えるケースも」
- 専門スキルがつく:サービスエンジニアの仕事は電気・機械・ITの技術的知識はもちろんのこと、接客・提案力などの営業スキルも習得可能です。
- 顧客満足度・社会貢献:エンジニアとして技術的な仕事をしつつも、お客様や協力会社など人との接点が多くあります。そのため、人から直接感謝されることで仕事のやりがいを感じることができます。
- 独立やフリーランスの道も:業種にもよりますが実力次第で副業や独立にチャレンジしやすい業種です。私自身も起業していますし、先輩にも数名、サービスエンジニアとして独立した人がいます。
サービスエンジニアのよくある不満・悩み(年収・働き方・スキル)
次にサービスエンジニアとして働く上で不満に感じたことや後輩などから聞いた悩みなどを紹介します。
- 急な呼び出し・休日対応:客先に納入されている製品のトラブルは突発的に起こります。急なオンコール対応(連絡があり、即日対応)も珍しくはありません。
- 転勤や長期出張がある現場も存在:これは会社によりますが、以前務めていた会社は最長で2ヶ月程度の長期出張などがありました。
- 体力仕事・長時間労働の時期も:業種にもよりますが、現場対応や緊急案件が重なると残業が増加することもあリます。
- 年収の頭打ちや昇進の壁:小規模企業や年功序列色の残る職場では昇給に不安を感じることがあります。
転職に成功した人の動機・転機(こんな人は向いてる)
このセクションの最後に私自身がサービスエンジニアに向いていると感じる人の特徴について紹介したいと思います。
私自身1度転職を成功させた経験や長くサービスエンジニアとして稼いでいる人の特徴をまとめてみました。
向いている人の転職の動機
- 自分のスキルを最大限に発揮したいタイプ:「前職(設計/営業/施工管理)で培ったスキルをもっと現場で活かしたい」
- 専門的なスキルを身につけ活躍したいタイプ:「手に職をつけて安定したキャリアを築きたい」
- 技術的なことに興味が持てるタイプ:「未経験からでも技術職にチャレンジしたかった」
このような前向きな転機をきっかけに、30代以上で未経験転職を果たすケースも珍しくありません。
サービスエンジニアの主な転職先とキャリアパス

ここからはサービスエンジニアには、どのような転職先やキャリアパスがあるのかを解説していきます。
サービスエンジニアといっても様々な職種があるので、しっかりと把握しておきましょう。
【転職先】フィールドサービス/IT系/カスタマーサポート
フィールドサービス(機械/電子機器):建築設備、産業機械、医療機器などの製品を施工・調整・運用・メンテナンスする
- ITサービスエンジニア:ネットワーク機器やサーバー機器などの製品を設置・設定・運用・メンテナンスする
- カスタマーサポート(技術系サポート窓口):顧客からの技術的な問い合わせや遠隔対応をする
【キャリアパス】マネージャー・技術営業・異業種事例
- マネージャー:社内にてサービスエンジニアの管理をするマネージャー。また、プロジェクトや予算管理などをする
- 技術営業:培った技術知識を活かし、専門性の高い商談をする
- 異業種事例:サービスエンジニアからの転職事例として、メーカー系産業設備の設備運用管理やデーターセンサーのファシリティマネジメントなどがあります。
転職方法・エージェント/サイトの活用ポイント

最後にサービスエンジニアの方やこれからサービスエンジニアを目指す方に向けて、私が実際に転職をした時に利用したおすすめの転職サービスを紹介します。
転職のコツとしては転職のロードマップを作成し、自己分析から面接まで段階的に転職の準備を進めることが失敗しない転職に重要です。
また、転職サイトや転職エージェントも複数利用することで、多くの求人を閲覧することができ、選択肢が広がるのでおすすめです。
サービスエンジニアに強い転職サービスとは?
- 業界特化型エージェント
製造業・IT・医療機器業界に強い「メイテックネクスト」「パソナキャリア」「リクルートエージェント」などが代表例。 - エンジニア求人に強い大手サイト
「doda」「マイナビエージェント」などは案件数も豊富 - 企業ホームページの中途採用ページ
専門職・成長企業のピンポイント求人はここが穴場。
効率的な転職活動フロー
- 自己分析・スキル棚卸し
キャリアの強み・転職理由・習得スキルを整理 - エージェント面談・求人リサーチ
募集背景・社風・働き方も事前に確認 - 書類作成・面接対策
職務経歴書は“現場経験&成果”の具体性で勝負 - 現場見学・逆質問(できれば)
ミスマッチ回避のため実際の業務・職場を体感 - 内定・退職交渉・入社準備
年収・残業・オンコール有無など“労働条件”も納得できるまで確認する
体験談とQ&A|年齢・スキル・未経験転職のリアル
年齢別のポイント・注意点
- 20代・未経験
ポテンシャル採用多数。資格や現場体験インターンでアピール可 - 30代前半
マネジメント経験、成長実績が評価されやすい - 30代後半・40代以降
現場リーダー経験や専門資格、メーカーでの現場実績が重要視される。
転職理由・キャリアプランは明確に語れるよう準備を
未経験業種への転職体験
【体験談:30代未経験から設備系サービスエンジニアへ】
「営業職だったが”手に職”を求めて転職。現場対応は大変だったが、分からない所は必ず現地の先輩が詳しくサポート。資格取得も推奨されていて徐々に専門分野の自信がついた。」
【体験談:未経験からIT機器フィールドサービスに】
「パソコン好きが高じて選択。最初は研修・OJTで基礎から学べたので、未経験でも安心して飛び込めた。」
まとめ
サービスエンジニアは、技術と顧客対応の両立が求められる社会貢献度の高い職種です。年収の上振れやキャリアパスの多様性、手に職がつく安定感が魅力であり、異業種・未経験からのキャリアチェンジも十分可能です。
転職成功のカギは“事前準備”と“情報収集”。エージェントの活用や直接質問を惜しまず、自分に合った働き方を実現しましょう。
今、サービスエンジニアに興味があるあなたの一歩が、将来のキャリアと人生を確実に広げます。










