設備管理に有利な資格ランキング|転職での評価順

ビルメンに有利な資格

「設備管理で有利になる資格を取りたい。でも種類が多すぎて、どれから手をつければいいのか分からない」——そんな悩みを抱えていませんか。

設備管理・ビルメンの資格は数が多く、しかも難易度も転職での評価もバラバラです。やみくもに取り始めると、時間もお金もかかるわりに、思ったほど転職で評価されなかった…という遠回りになりかねません。

大切なのは、「転職で評価される順」に優先順位をつけて取ることです。この記事では、設備管理に有利な資格をランキング形式で、転職での評価が高い順に紹介します。あわせて各資格の難易度と取得メリットも現場目線で解説するので、読み終える頃には「自分がまず取るべき資格」がはっきり見えているはずです。

設備管理の資格は「評価される順」に取るのが正解

ランキングに入る前に、大前提をお伝えします。設備管理の資格選びで失敗しないコツは、「取りやすい順」ではなく「転職で評価される順」を意識しつつ、自分のレベルに合わせて取ることです。

というのも、設備管理の資格は大きく2つのグループに分かれるからです。

  • 入門グループ(ビルメン4点セット):未経験者がまず取る、比較的やさしい資格群
  • 上位グループ(ビルメン三種の神器):取得が難しいぶん、転職で高く評価される資格群

有資格者であれば40代以上でも採用される事例は多く、資格が年齢のハンデを補ってくれることがあります。つまり、資格は設備管理への転職において、それだけ強力な武器になるということです。

それでは、転職での評価が高い順にランキングを見ていきましょう。

【第1位】第三種電気主任技術者(電験三種)

第三種電気主任技術者

転職評価:★★★★★/難易度:★★★★★

設備管理の資格で、転職での評価が最も高いのが電験三種です。

電圧5万ボルト未満の事業用電気工作物の、工事・維持・運用の保安の監督を行うことができる資格で、ビル・工場・データセンターなど、大型施設の電気設備には欠かせません。

この資格の価値は、なんといっても希少性にあります。取得難易度が高いため有資格者が少なく、需要が供給を大きく上回っています。年収が50万円から120万円程度アップする事例も珍しくなく、キャリアアップを本気で目指すなら取得を強くおすすめできる資格です。

項目内容
転職での評価最高。有資格者は引く手あまた
難易度高い(4科目・科目合格制度あり)
年収への影響50〜120万円アップの事例も
こんな人に本気でキャリアアップ・年収アップを狙う人

難易度は高いですが、そのぶんリターンも最大です。設備管理で長く食べていくなら、最終的に目指したい一枚です。

【第2位】建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)

建築物環境衛生管理技術者

転職評価:★★★★☆/難易度:★★★★☆

通称「ビル管理士」。ビルメンテナンス業務全体を統括するマネジメントを行うための資格で、電験三種と並ぶ上位資格の一つです。

一定規模以上の建物には、この資格を持つ人の選任が法律で義務づけられているため、常に安定した需要があります。合格率は23.2%程度と低く、難関の国家資格です。

注意点として、ビル管理士は2年間の実務経験がないと受験できません。そのため、未経験からすぐに取れる資格ではなく、現場で経験を積んでから目指す資格という位置づけになります。

項目内容
転職での評価高い。選任義務があり需要が安定
難易度高い(合格率23%程度)
受験の条件2年間の実務経験が必要
こんな人に現場経験を積んだ、管理職・統括を目指す人

【第3位】エネルギー管理士

エネルギー管理士

転職評価:★★★★☆/難易度:★★★★☆

電験三種・ビル管理士とあわせて「ビルメン三種の神器」と呼ばれる上位資格の一つです。第三種電気主任技術者、ビル管理士とともに、ビルメン上位資格に含まれます。

省エネルギーが重視される今、エネルギー管理の専門家として評価される資格です。受験資格はなく誰でも受験可能で、講習会を受講して修了試験に合格する方法でも取得できます。三種の神器の中では、受験のハードル(実務経験の要否)の面で挑戦しやすい面があります。

項目内容
転職での評価高い。三種の神器の一角
難易度高い
受験の条件受験資格なし(誰でも受験可)
こんな人に省エネ分野で専門性を高めたい人

ここまでが「三種の神器」:電験三種・ビル管理士・エネルギー管理士の3つは、いずれも取得すれば転職で強くアピールできる上位資格です。専門性が高く難易度の高い国家資格のため、取得により年収アップが期待できます。

【第4位】第二種電気工事士

第二種電気工事士

転職評価:★★★☆☆/難易度:★★☆☆☆

ここからは、未経験者がまず取るべき「ビルメン4点セット」の資格に入ります。その中でも、最も評価が高く重要なのが第二種電気工事士です。

電気を扱う作業の基礎となる資格で、設備管理のあらゆる場面で役立ちます。上位資格の電験三種へのステップとしても位置づけられ、入門資格の中では別格の重要度を持ちます。

項目内容
転職での評価入門資格の中では最重要
難易度中程度(筆記+技能試験あり)
位置づけ未経験からの転職で最も評価される入門資格
こんな人にこれから設備管理を目指すすべての人

未経験から設備管理への転職を目指すなら、この資格の取得が最も効果的な第一歩になります。

【第5位】ビルメン4点セットの残り3資格

転職評価:★★☆☆☆/難易度:★☆☆☆☆〜★★☆☆☆

残りの4点セット資格は、単体での評価は高くないものの、セットで揃えることで「基礎がある人材」としてアピールできます。

資格特徴
危険物取扱者 乙4受験資格なく誰でも受験可能。取り組みやすく、最初の一歩に最適
二級ボイラー技士ボイラー設備の管理に必要。実技講習とセット
消防設備士(乙種)受験資格なく誰でも受験可能。消防設備の点検に関わる

これらは1つずつの威力は小さいですが、揃えることで未経験からの転職time時に「意欲と基礎」を示せます。

未経験者向け:資格を取る順番のおすすめ

「結局、どの順番で取ればいいの?」という方のために、未経験から始める場合のおすすめルートを紹介します。

未経験からビル管理業界を目指す場合は、まず難易度が比較的低く、採用担当者に評価されやすい資格から始めるのがおすすめです。具体的には、危険物取扱者乙4や第二種電気工事士が入門として最適です。

具体的な取得順は、次の流れが効率的です。

  1. 危険物取扱者 乙4(まず1つ、合格体験をつかむ)
  2. 第二種電気工事士(入門で最重要。ここが転職の武器になる)
  3. 二級ボイラー技士・消防設備士(4点セットを完成させる)
  4. 電験三種・エネルギー管理士・ビル管理士(上位資格でキャリアアップ)

4点セットの取得順序としては、まず危険物取扱者乙4から始め、次に第二種電気工事士、二級ボイラー技士、消防設備士の順で取得するとスムーズです。難易度と試験の実施頻度を考慮した順番です。

まずは危険物乙4で「受かる感覚」をつかみ、第二種電気工事士で転職の武器を手に入れる。この2つを取るだけでも、未経験からの転職の景色は大きく変わります。

まとめ:まず1つ、あなたの現在地に合った資格から

設備管理に有利な資格を、転職での評価が高い順にランキングで見てきました。要点を整理します。

  • 転職評価が最も高いのは電験三種。年収アップも狙える最終目標
  • ビル管理士・エネルギー管理士とあわせた「三種の神器」が上位資格
  • 未経験者はまず第二種電気工事士。入門資格の中で別格に重要
  • 危険物乙4など4点セットは、セットで揃えて基礎をアピール
  • 取る順番は「危険物乙4 → 二電工 → 残りの4点セット → 上位資格」が王道

大切なのは、いきなり難関資格を目指して挫折することでも、やさしい資格ばかり集めることでもなく、自分の現在地に合った資格から、一歩ずつ積み上げることです。

未経験の方は、まず危険物乙4か第二種電気工事士から。すでに現場経験がある方は、電験三種など上位資格に挑戦することで、転職での評価と年収を大きく引き上げられます。あなたの次の一枚を、今日から動き出してみてください。

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